「TOEICって就活に本当に必要なの?」「何点あればエントリーシートに書いていいの?」と迷っている就活生は多いのではないでしょうか。結論から言うと、TOEICスコアは就活において非常に強力な武器になります。
企業の約6割がTOEICスコアを採用の参考にしているというデータがあり、特にグローバル展開している企業では必須に近い扱いです。英語力の証明として最も認知度が高い試験であるTOEICは、就活準備の一環として対策しておいて損はありません。
この記事では、就活でTOEICが求められる理由、業界別の目安スコア、スコアが足りない場合の対処法まで、就活生が知っておくべきTOEIC情報をまとめました。

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就活でTOEICが重視される理由
なぜ多くの企業がTOEICスコアを重視するのでしょうか。主な理由は3つあります。
理由1:英語力の客観的な指標になる
面接で「英語が得意です」と言われても、企業側は実際のレベルを判断できません。TOEICスコアは全受験者が同じ試験を受けて数値化されるため、英語力を客観的に比較できる代表的な指標として機能しています。
理由2:グローバル化の加速
海外市場への進出や海外企業との取引が増える中、英語でコミュニケーションが取れる人材の需要は年々高まっています。今は英語を使わない部署でも、将来的に英語が必要になる可能性があるため、入社時点でTOEICスコアを確認する企業が増えています。
理由3:学習意欲・継続力の証明になる
高いTOEICスコアは、「目標を設定して努力を続けられる人」という印象を与えます。企業が見ているのは英語力だけでなく、目標に向けてコツコツ取り組める姿勢でもあるのです。
業界別の目安スコア
就活で必要なTOEICスコアは業界や企業によって異なります。以下はおおよその目安です。
| 業界・職種 | 目安スコア | 備考 |
|---|---|---|
| 一般企業(営業・事務・技術職) | 600点以上 | 書類選考でプラス評価 |
| メーカー(グローバル部門) | 700点以上 | 海外取引先との連絡で英語を使用 |
| 総合商社 | 730〜800点以上 | 海外駐在の可能性あり |
| 外資系企業 | 800点以上 | 面接も英語で行われることが多い |
| 航空・ホテル・旅行 | 600〜700点以上 | お客様対応で英語必須 |
| IT・通信 | 600点以上 | 技術ドキュメントが英語の場合が多い |
| 金融(メガバンク・証券) | 700点以上 | 国際部門への配属基準になることも |
| 公務員 | 600点以上 | 加点制度を設けている自治体あり |

TOEICスコアは何点からエントリーシートに書ける?
「TOEICを受けたけど、このスコアを書いていいものか…」と悩む方は多いです。一般的な基準は以下の通りです。
- 600点以上:自信を持って書いてOK。多くの企業でプラス評価
- 500〜599点:業界による。英語不要の職種なら「英語学習中」の姿勢として書ける
- 500点未満:書かないほうが無難。マイナス印象になる可能性あり
スコアを書かない場合でも、「TOEIC未受験」と書く必要はありません。TOEICの記入欄がなければ、そもそも触れなくて大丈夫です。ただし、面接で「TOEICは受けていますか?」と聞かれることはあるので、受験しておくに越したことはないでしょう。
大手企業のTOEIC基準の実例
具体的にどの企業がどのくらいのスコアを求めているのか、公開されている情報をもとに紹介します。
| 企業の特徴 | 新卒採用での目安 | 活用方法 |
|---|---|---|
| 大手総合商社 | 730点以上 | 書類選考の足切り基準として使用 |
| 大手メーカー(グローバル型) | 700点以上 | 配属先の参考として活用 |
| 外資系コンサルティング | 800点以上 | 英語面接の実施あり |
| 国内IT企業 | 600点以上 | 評価ポイントの一つ |
| 銀行・証券 | 650〜700点以上 | 国際部門の選考基準 |
企業によっては、TOEICスコアを「足切り」として使うケースと、「加点項目」として使うケースがあります。足切りの場合、基準を下回ると他の評価がどんなに良くても書類選考で落とされます。志望企業がどちらのタイプかを事前に調べておきましょう。各スコア帯のレベルや具体的にできることについては以下の記事で詳しく解説しています。

就活までにスコアを上げるスケジュール
就活の時期から逆算して、TOEICの準備スケジュールを立てましょう。
大学3年の春(就活1年前)
まずは現状のスコアを把握するためにTOEICを受験します。初めて受ける場合は問題形式に慣れるだけで、2回目以降にスコアが上がることもあります。
大学3年の夏(就活半年前)
目標スコアに向けて本格的に対策を始めます。サマーインターンのエントリーにTOEICスコアが必要な場合もあるので、この時期には600点以上を確保しておきたいところです。
大学3年の秋〜冬(就活3ヶ月前)
最後の仕上げ期間です。模試を本番形式で解き、弱点を潰します。TOEICは月に1回程度開催されているので、この時期に複数回受験してベストスコアを出しておくのが理想です。


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TOEICスコアが足りない場合の対処法
就活までに目標スコアに届かなかった場合でも、いくつかの対処法があります。
1. 「学習中」であることをアピールする
現在のスコアと目標スコアを伝え、「○月の試験で目標達成を目指して勉強中です」と伝えることで、学習意欲をアピールできます。成長の過程を見せることで、ポテンシャル採用の評価につながることもあります。
2. TOEICIPテストを活用する
大学で実施されるTOEIC IPテスト(団体特別受験制度)は、公開テストより受験料が安く、結果も早く出ます。スケジュール的に公開テストが間に合わない場合は、大学のIPテストを活用しましょう。
3. 他の英語力をアピールする
TOEICスコア以外にも、留学経験、英語でのボランティア活動、英語の論文読解経験なども英語力のアピール材料になります。スコアだけが英語力の証明ではないので、自分の英語体験を整理しておきましょう。なお、社会人になってからも昇進でTOEICスコアが求められるケースが多いです。



就活におけるTOEIC以外の英語資格
TOEIC以外にも就活で評価される英語資格があります。
| 資格 | 就活での評価 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| TOEIC L&R | 最も認知度が高く、多くの企業が参考にする | ほぼすべての就活生 |
| TOEIC S&W | スピーキング・ライティング力の証明 | 外資系や英語を使う職種志望 |
| 英検(準1級以上) | 4技能の総合力を証明できる | 教育業界志望 |
| TOEFL iBT | 海外大学院やグローバル企業で評価 | 留学経験者・外資志望 |
| IELTS | 英語圏への留学・就労で必要 | 海外就職志望 |
日本国内の就活においてはTOEIC L&Rが最も主流です。迷ったらまずTOEIC L&Rを受けておけば間違いありません。将来の転職でもTOEICスコアは大きな武器になるので、早めに取っておいて損はありません。



よくある質問(Q&A)
Q. TOEICを受けたことがないのですが、就活までに受けるべきですか?
A. はい。受けておくことを強くおすすめします。受験経験がないこと自体がマイナスになることはありませんが、TOEICスコアを聞かれて「未受験です」と答えると、英語への関心が低い印象を与える可能性があります。
Q. TOEICスコアを複数回受けた場合、ベストスコアを書けばいいですか?
A. はい。最も高いスコアを記載するのが一般的です。企業側も最新スコアではなくベストスコアで評価するケースがほとんどです。
Q. 文系と理系でTOEICの重要度は違いますか?
A. 文系のほうが重視される傾向はありますが、理系でもTOEICスコアがあると差別化になります。特に理系は英語の論文や技術資料を読む機会が多いため、600点以上あれば「英語もできるエンジニア」として評価されます。
Q. TOEICの勉強と就活準備を両立するコツは?
A. 就活が本格化する前(大学3年の夏まで)にスコアを確保するのが理想です。就活期間中は面接やES対策に集中したいので、TOEICは早めに片づけておきましょう。試験日程を確認して、計画的に受験してください。
Q. TOEICスコアがなくても内定はもらえますか?
A. もちろんもらえます。TOEICはあくまで評価ポイントの一つであり、コミュニケーション能力やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)のほうが重視される企業も多いです。ただし、英語を使う職種や外資系ではスコアがないと書類選考を通過しにくいです。
Q. 就活のためだけにTOEICを勉強するのはもったいないですか?
A. 決してもったいなくありません。TOEIC対策で身につけた英語力は入社後も役立ちます。昇進基準にTOEICスコアを設定している企業も多く、就活前に取った高スコアがキャリアを通じて有利に働くこともあります。
まとめ:就活にTOEICは強力な武器になる
- 企業の約6割がTOEICスコアを採用の参考にしている
- 600点以上でエントリーシートに自信を持って書ける
- 商社・外資系を目指すなら730〜800点以上が必要
- 就活1年前からの計画的な準備がおすすめ
- スコアが足りなくても「学習中」のアピールは可能
- 日本の就活ではTOEIC L&Rが最も主流で評価されやすい
TOEICスコアは就活のためだけでなく、社会人になってからもキャリアを支える一生モノのスキルです。早めの対策で目標スコアを達成し、自信を持って就活に臨みましょう。


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