TOEICのスコアアップを目指すうえで、単語力は避けて通れない課題です。「金のフレーズと銀のフレーズ、どっちを買えばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、TOEIC対策で定番の単語帳を徹底比較し、スコア別に最適な1冊の選び方と効果的な使い方を詳しく解説します。自分のレベルに合った単語帳を正しく使いこなせば、短期間で語彙力を底上げできます。
単語帳選びで遠回りしないために、まずは各テキストの特徴と違いを押さえておきましょう。

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金のフレーズ vs 銀のフレーズ|基本スペック比較
| 比較項目 | 銀のフレーズ(銀フレ) | 金のフレーズ(金フレ) |
|---|---|---|
| 対象レベル | TOEIC300〜500点 | TOEIC500点以上 |
| 収録語数 | 1,000語 | 1,000語(4レベル構成) |
| レベル区分 | 基礎〜初級 | 600点/730点/860点/990点 |
| 特徴 | 中学〜高校単語のTOEIC的用法 | TEX加藤先生の990点データに基づく頻出語 |
| おすすめの人 | TOEIC初受験・英語ブランクがある人 | 基礎語彙は身についている人 |
銀のフレーズ(銀フレ)の特徴
銀フレはTOEIC300〜500点レベルの学習者向けに設計された入門書です。中学・高校で習う基礎単語が、TOEICでどのように出題されるかを学べます。「英語は久しぶり」という方が最初の1冊として選ぶのに最適な構成になっています。
収録されている1,000語は、日常生活でも使われる基本語が中心です。ただし、単なる英単語帳ではなく「TOEICの文脈での使われ方」に焦点を当てている点が大きな特徴です。たとえば「address」を「住所」だけでなく「対処する」という意味でも紹介しているなど、TOEIC頻出の多義語もしっかりカバーしています。
金のフレーズ(金フレ)の特徴
金フレはTOEIC単語帳の決定版と呼ばれるテキストです。著者のTEX加藤先生が990点満点を何十回も取得する中で蓄積したデータをもとに、本当に出る単語だけを厳選して収録しています。
600点・730点・860点・990点の4段階にレベル分けされているので、自分の目標スコアに合わせて学習範囲を調整できるのも大きなメリットです。500点台の方でも600点レベルの単語からスタートできるため、「迷ったら金フレ」という選択も十分ありです。

どっちを買うべき?スコア別の判断基準
- 現在のスコアが500点未満 → 銀フレからスタート
- 現在のスコアが500点以上 → 金フレから始めてOK
- 迷ったら金フレ(600点レベルの基礎語彙も収録されているため)
- 英語に長期間触れていない方 → 銀フレで感覚を取り戻してから金フレへ
金のフレーズの効果的な使い方
1日30〜50語のペースで進める
1,000語を30語ずつ進めれば約33日で1周できます。2ヶ月で3周すればほぼ定着するというのが多くの学習者の実感です。最初から完璧に覚えようとせず、「見たことがある」レベルでどんどん先に進むのがコツです。
1周目は「知っている単語」と「知らない単語」の仕分け作業と割り切りましょう。2周目で「知らない単語」に集中し、3周目で全体を確認する流れが効率的です。
左ページ(日本語→英語)で覚える
金フレは左ページに日本語フレーズ、右ページに英語フレーズが掲載されています。左ページを見て英語が浮かぶかどうかをチェックする方法が最も効果的です。この方式で覚えると、「認識語彙」ではなく「運用語彙」として身につきます。
リーディングだけでなくリスニングでも素早く意味を取れるようになるため、結果的にすべてのパートのスコアアップにつながります。
abceedアプリとの併用で効果倍増
金フレはabceedアプリに対応しており、音声付きで学習できます。通勤・通学中にリスニングしながら単語を覚えられるので、スキマ時間を有効活用できるのが大きな強みです。書籍とアプリの二刀流が、語彙定着のスピードを大幅に加速させます。

その他のTOEIC単語帳
金のセンテンス
金フレの姉妹版にあたるテキストです。単語を短い文章(センテンス)の中で覚えるスタイルが特徴で、文脈の中で語彙を定着させたい方に向いています。金フレで単語を一通り覚えた後、実践力を高める2冊目として取り組むのが効果的です。
キクタンTOEIC
音楽のリズムに合わせて単語を覚えるユニークなアプローチの単語帳です。聴覚で記憶するタイプの方との相性が良いテキストですが、TOEIC特化度という点では金フレに一歩譲ります。メインの単語帳を金フレにして、サブ教材としてキクタンを併用するのも一つの手です。
単語学習で守るべき3つの鉄則
鉄則1:毎日必ず触れる
単語学習は「毎日5分」の方が「週末2時間」より定着率が高いのが脳科学的にも実証されています。3日間を空けると記憶の定着率が大幅に下がるため、1日も休まず単語に触れる習慣をつけることが何より重要です。
鉄則2:1冊を徹底的に繰り返す
あれもこれもと複数の単語帳に手を出すのは、スコアが伸び悩む典型的なパターンです。1冊を最低5周以上繰り返す方が、複数冊を1周するより圧倒的に定着します。金フレ1冊を徹底的にやり込みましょう。
鉄則3:音声を活用する
目で見るだけの学習では記憶に残りにくいことがわかっています。耳で聞いて、口に出して、手で書く。五感をフル活用するほど記憶の定着率は上がります。特にリスニングパートのスコアアップには、音声を使った単語学習が欠かせません。
「単語帳を何冊も買い替える」のは最も避けたいパターンです。新しい本を買うと勉強した気分になりますが、1冊を繰り返す方がはるかに効果的です。まずは金フレ(または銀フレ)1冊に集中しましょう。

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スコア別おすすめ学習プラン
現在300〜400点台の方
まず銀フレで基礎語彙を固めましょう。1日20〜30語を目安に2ヶ月で3周が目標です。銀フレが8割以上わかるようになったら金フレへステップアップします。焦って金フレから始めるよりも、銀フレで土台を作った方が結果的に近道です。
現在500〜600点台の方
金フレの600点レベル・730点レベルを重点的に取り組みましょう。1日30〜50語ペースで進め、3ヶ月で5周が目標です。abceedアプリと併用して、通勤時間もフル活用すると効率が上がります。
現在700点以上の方
金フレの860点レベル・990点レベルの語彙を完璧にしつつ、金のセンテンスで文脈の中での運用力を磨きましょう。この段階では、英語ニュースや洋書の多読を取り入れて語彙の幅を広げるのも効果的です。
よくある質問(Q&A)
Q. 金フレと銀フレ、両方買った方がいい?
A. 基本的には自分のレベルに合った1冊だけで十分です。銀フレを終えてから金フレに進むのは問題ありませんが、同時並行で進めると集中力が分散します。まずは1冊を仕上げてから次に進みましょう。
Q. 単語帳だけでTOEICの語彙対策は完成する?
A. 700点までなら金フレ1冊でほぼカバーできます。800点以上を狙う場合は、金フレに加えて英語ニュースやビジネス文書に触れて語彙の幅を広げると効果的です。
Q. abceedアプリは有料版にすべき?
A. 無料版でも音声再生は可能です。ただし、有料版では学習進捗の管理や苦手単語の自動抽出などの機能が使えるため、本格的に取り組むなら有料版を検討する価値はあります。
Q. 単語を覚えてもすぐ忘れてしまうのですが…
A. 忘れるのは当然です。人間の脳は1日後に約74%を忘れるとされています(エビングハウスの忘却曲線)。だからこそ「繰り返し」が重要なのです。忘れたら覚え直す、このサイクルを回し続ければ確実に定着します。
Q. 電子書籍と紙の本、どっちがいい?
A. 学習スタイルによります。家でじっくり取り組むなら紙の本、スキマ時間中心なら電子書籍やabceedアプリがおすすめです。両方持っている方も多く、場面に応じて使い分けるのが理想的です。

まとめ:金フレ1冊を5周すればTOEIC単語は完成
- 500点未満なら銀フレ、500点以上なら金フレが基本の選び方
- 迷ったら金フレを選べば間違いない
- 1日30〜50語ペースで2ヶ月3周が目標
- abceedアプリとの併用で効果が大幅アップ
- 1冊を5周以上繰り返すのが最短ルート
- 毎日触れる習慣が何より大切
TOEIC単語帳は金のフレーズ1冊をやり込めば十分です。初心者の方は銀のフレーズからスタートしても問題ありません。大切なのは1冊を繰り返し使い倒すこと。abceedアプリと併用して毎日30語ずつ進めれば、語彙力は着実に向上していきます。
参考:文部科学省「外国語教育」

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