「TOEICの文法って、どこから手をつければいいかわからない…」という方は多いのではないでしょうか。英文法の範囲は広いため、すべてを完璧にしようとすると膨大な時間がかかります。
TOEICで必要な文法知識は、英文法全体の中でもかなり限られた範囲です。頻出ポイントに絞って効率よく学習すれば、短期間でスコアアップが可能です。
この記事では、TOEICの文法問題で問われる知識を整理し、スコアに直結する効率的な勉強法を解説します。初心者から上級者まで、レベルに合わせた学習ステップをお伝えしますので、自分に合った方法で取り組んでみてください。

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TOEICで問われる文法項目一覧
TOEICの文法問題(主にPart5・Part6)で問われる文法項目は以下の通りです。すべてを同じ力で勉強するのではなく、出題頻度の高い項目から優先的に対策するのがスコアアップの近道です。
| 文法項目 | 出題頻度 | 難易度 |
|---|---|---|
| 品詞の識別 | ★★★★★ | 基礎〜中級 |
| 動詞の時制・態 | ★★★★☆ | 基礎〜中級 |
| 前置詞 vs 接続詞 | ★★★★☆ | 中級 |
| 代名詞の格 | ★★★☆☆ | 基礎 |
| 関係代名詞 | ★★★☆☆ | 中級 |
| 比較 | ★★☆☆☆ | 基礎〜中級 |
| 分詞・分詞構文 | ★★★☆☆ | 中級〜上級 |
| 不定詞・動名詞 | ★★★☆☆ | 中級 |
| 仮定法 | ★☆☆☆☆ | 上級 |
| 主語と動詞の一致 | ★★☆☆☆ | 基礎 |
品詞の識別と動詞の時制・態だけで、文法問題の約半分をカバーできます。まずはこの2つを完璧にすることが最優先です。
スコア帯別の文法勉強法
400点以下:中学英文法の復習から始める
このスコア帯の方は、英文法の基礎がまだ固まっていない可能性が高いです。TOEIC対策の問題集に手を出す前に、中学レベルの英文法をしっかり復習しましょう。
中学英文法で押さえるべきポイントは「品詞」「5文型」「時制(現在・過去・未来・進行形・完了形)」「受動態」「不定詞・動名詞」「比較」「関係代名詞」です。これらが理解できていれば、Part5の文法問題の基礎は十分です。
- 中学英文法の参考書を1冊通読する
- 章末問題を解いて理解度を確認する
- わからない箇所は何度も読み返す
- 目安期間:1〜2ヶ月
500点台:Part5の問題パターンを覚える
中学英文法はわかっているが、TOEIC特有の出題パターンに慣れていない段階です。Part5の問題をパターン別に分類して、各パターンの解法を身につけるのが効率的です。
品詞問題なら「空欄の前後を見て品詞を判断」、時制問題なら「時を表す副詞句を確認」、前置詞vs接続詞なら「空欄の後ろがSVかどうかを確認」というように、パターンごとの判断基準を覚えましょう。
600点台:高校英文法の弱点を潰す
Part5で7割程度は取れるが、分詞構文・関係代名詞の使い分け・仮定法などで失点する段階です。高校英文法の中で自分が苦手な項目をピンポイントで復習しましょう。
この段階では「間違いノート」を作るのが効果的です。間違えた問題を記録し、なぜ間違えたのか、正解の根拠は何かを書き込んでいきます。同じミスを繰り返さないための最強のツールです。

700点以上:文法より読解とスピードに注力
このスコア帯では文法の基礎は十分にあるはずです。Part5で9割以上の正答率を目指しつつ、1問15〜20秒で解けるスピードを身につけることが課題です。
文法知識を「理解している」レベルから「反射的に使える」レベルに引き上げるために、大量の問題を時間を計りながら解く訓練をしましょう。
TOEIC文法の最重要ポイント5つ
ポイント1:品詞の語尾パターンを暗記する
品詞問題を速く解くには、語尾を見て品詞を判断できる力が必要です。
| 品詞 | 代表的な語尾 | 例 |
|---|---|---|
| 名詞 | -tion, -ment, -ness, -ity, -ance | information, agreement, happiness |
| 形容詞 | -ive, -ful, -ous, -able, -al | effective, careful, various |
| 副詞 | -ly | carefully, effectively, recently |
| 動詞 | -ize, -fy, -en, -ate | organize, simplify, widen |
ポイント2:時制の判断は「時の副詞」がカギ
時制問題は、文中の時を表す副詞句を見つけることで正解にたどり着けます。「yesterday」なら過去形、「since last year」なら現在完了、「next month」なら未来形、「currently」なら現在進行形が使われるのが基本パターンです。
ポイント3:前置詞と接続詞のペアを覚える
「despite / although」「during / while」「because of / because」は超頻出のペアです。後ろが名詞なら前置詞、S+Vなら接続詞と判断します。このルールを覚えるだけで、確実に1〜2問取れます。
ポイント4:能動態と受動態の使い分け
主語が動作を「する側」なら能動態、「される側」なら受動態です。TOEICでは「be + 過去分詞」の受動態がよく出ます。「The meeting was postponed.」のように、主語が動作の受け手かどうかを判断しましょう。
ポイント5:代名詞の格変化
主格(I, he, she, they)、目的格(me, him, her, them)、所有格(my, his, her, their)、所有代名詞(mine, his, hers, theirs)、再帰代名詞(myself, himself, herself, themselves)の使い分けは、空欄の文法的な位置で判断します。

おすすめの文法学習ルーティン
文法学習を効率的に進めるための、1日30分のルーティンを紹介します。
| 時間 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 10分 | Part5を10問解く | 問題パターンへの慣れ |
| 10分 | 間違えた問題の分析・復習 | 弱点の克服 |
| 10分 | 文法参考書の苦手項目を読む | 知識の補強 |
これを毎日続ければ、1ヶ月でPart5の正答率が10〜20%上がるのを実感できるはずです。スタディサプリなどのアプリを使えば、スキマ時間でも効率的に文法学習ができます。
文法書を「読む」だけで満足しないでください。読んだ後に必ず問題を解いて、知識が使えるかどうかを確認することが大切です。インプットとアウトプットの両方をセットで行いましょう。
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よくある質問(Q&A)
Q. 英文法が全くわかりません。何から始めればいいですか?
A. まず「品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)」と「5文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)」を理解しましょう。英文法のすべての基礎はここにあります。中学英文法の参考書やNHKゴガクの基礎英語講座がおすすめです。
Q. 文法の勉強は毎日やるべきですか?
A. はい。毎日10〜15分でいいので、文法問題に触れる習慣をつけましょう。週末にまとめて2時間やるより、毎日15分のほうが記憶に定着します。文法は「慣れ」の要素が大きいので、毎日の反復が重要です。
Q. 文法書と問題集、どちらを先にやるべきですか?
A. 基礎がない方は文法書を先に読んでから問題集に取り組みましょう。ある程度基礎がある方(500点以上)は、問題集を解きながらわからない箇所を文法書で確認する「問題集先行型」が効率的です。
Q. 仮定法は勉強しなくてもいいですか?
A. 出題頻度が低いので、優先度は下げてOKです。700点以上を目指す段階で手をつければ十分です。品詞・時制・前置詞vs接続詞を完璧にするほうが、スコアへの貢献は大きいです。
Q. 文法力がつけばリーディング全体のスコアも上がりますか?
A. Part5・Part6のスコアは直接的に上がります。さらに、文法力があると英文の構造がわかるようになるので、Part7の読解スピードと正確さも上がります。TOEICの公式データでも、文法力とリーディングスコアの相関が示されています。

まとめ:TOEIC文法は「頻出項目×反復練習」で攻略
- TOEICで問われる文法項目は限られている。頻出ポイントに絞って対策する
- 品詞の識別と動詞の時制・態だけで文法問題の約半分をカバーできる
- 語尾パターンと時の副詞で判断できる問題が多い
- スコア帯に合った勉強法で段階的にレベルアップする
- 毎日10〜15分の文法学習を習慣化する
- 間違いノートで同じミスを繰り返さない仕組みを作る
TOEIC文法は範囲が決まっている分、対策がしやすいパートです。頻出項目から順番に潰していけば、確実にスコアが上がります。毎日少しずつ、着実に進めていきましょう。

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