TOEICのPart6は、Part5の文法力とPart7の読解力の両方が求められる「ハイブリッド型」のパートです。16問と問題数は少ないものの、文挿入問題の難易度が高く、ここで時間を使いすぎる受験者が少なくありません。
Part6を10分以内で正確に解ければ、Part7に55分という十分な時間を確保できます。逆にPart6でもたつくと、リーディング全体の時間配分が崩れてしまいます。
この記事では、Part6の問題構成を整理した上で、問題タイプ別の解き方と時間短縮のコツを詳しく解説します。Part6を「素早く確実に解けるパート」に変えていきましょう。

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Part6の基本情報
Part6は4つの文書(メール、手紙、お知らせ、記事など)に対して、それぞれ4問ずつ、合計16問が出題されます。1つの文書の中に4つの空欄があり、適切な語句や文を選ぶ形式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題形式 | 長文穴埋め(4択) |
| 文書数 | 4つ |
| 問題数 | 16問(1文書あたり4問) |
| 目標時間 | 10分(1文書あたり2.5分) |
| 問題タイプ | 語彙問題・文法問題・文脈問題・文挿入問題 |
Part6の4問のうち、1問は必ず「文挿入問題」です。これは4つの選択肢が「文」になっていて、文脈に合うものを選ぶ問題です。残りの3問は語彙・文法・文脈依存の穴埋め問題です。
Part6の4つの問題タイプと解き方
タイプ1:語彙問題
Part5と同じく、文脈に合う語彙を選ぶ問題です。空欄の前後の文脈を読めば判断できます。Part6の語彙問題は、Part5ほど難易度は高くありません。文書全体の流れの中で意味が通る選択肢を選びましょう。
タイプ2:文法問題
品詞・時制・態などを問う問題です。Part5の文法問題と同じ解き方でOKです。空欄の前後だけで解ける場合も多いので、文法問題は文書全体を読まなくても解けるケースが大半です。
タイプ3:文脈依存問題
空欄の前後だけでは判断できず、文書全体の文脈を理解して初めて正解がわかる問題です。例えば、時制の選択が文書全体の時間軸に依存するケースや、代名詞が何を指しているかを文脈から判断するケースです。
このタイプの問題は、空欄に差し掛かったら一旦スキップして、文書全体を読み終えてから戻って解くのが効率的です。
タイプ4:文挿入問題(最重要)
Part6で最も差がつくのが文挿入問題です。1文書に必ず1問出題され、これが正答率を大きく左右します。
文挿入問題の解き方のポイントは3つです。
- 前の文とのつながり:挿入する文は、前の文の内容を受けているか?
- 後の文とのつながり:挿入する文の後に続く文と矛盾しないか?
- 文書全体の流れ:挿入する文が文書全体のトピックと合っているか?
選択肢の4つの文を読んで、前後の文と最もスムーズにつながるものを選びましょう。接続詞や指示語(this, that, these等)がヒントになることが多いです。

Part6の効率的な解き順
Part6を素早く解くためのおすすめの手順を紹介します。
手順1:文書のタイプを確認する
まず冒頭の1〜2文を読んで、メール・手紙・お知らせ・記事のどれかを判断します。文書の種類がわかると、内容の展開が予測しやすくなります。
手順2:空欄に到達したら選択肢をチェック
文書を上から読んでいき、空欄に到達したら選択肢を確認します。選択肢が同じ語根の異なる品詞なら品詞問題なので、空欄の前後だけで即答します。
手順3:文法・語彙問題は即答、文挿入は後回し
文法問題と語彙問題は読んだ流れで即答し、文挿入問題は文書全体を読み終えてから解くのが最も効率的です。文挿入問題を先に解こうとすると時間がかかります。
手順4:文書全体を読み終えたら文挿入問題に戻る
文書の全体像が把握できたら、文挿入問題に戻ります。このとき、前後の文とのつながりを意識して選択肢を検討しましょう。
Part6で頻出の文書タイプと読み方
メール・手紙
TOEICで最も頻出の文書タイプです。ビジネスメールは「冒頭に用件→詳細→アクション(依頼・確認)」という構成が定番です。冒頭と末尾を意識して読むと効率的です。
お知らせ・通知
社内通知やイベントのお知らせが出題されます。「誰に対して」「何を」「いつまでに」が問われることが多いので、5W1Hを意識して読みましょう。
記事・レビュー
新聞記事風の文章や、製品・サービスのレビューが出題されます。記事は「結論→詳細→補足」の構成が多く、筆者の意見や評価がどこに書かれているかを把握するのがポイントです。
広告・案内
製品の広告やサービスの案内も頻出です。「誰向けか」「何がお得か」「申し込み方法」に注目して読むと、設問に対応しやすくなります。
TOEICの出題形式についてはIIBCの公式ページで確認できます。

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Part6対策のおすすめ勉強法
勉強法1:公式問題集のPart6を繰り返し解く
Part6の対策は公式問題集が最強です。本番と同じ形式・難易度の問題で練習できるため、最も実践的です。1冊につきPart6は4セット(16問×4回分)あるので、2冊で8セット分の練習ができます。
勉強法2:文挿入問題だけを集中的に練習する
文挿入問題は4問中1問(25%)ですが、正答率が低い受験者が多いパートです。公式問題集から文挿入問題だけを抜き出して集中的に練習すると効果的です。
勉強法3:ビジネスメールを読む習慣をつける
Part6の文書はビジネスシーンのものが中心です。BBC Worklifeや英語のビジネスニュースを読む習慣をつけると、Part6に出てくる文書の構成に慣れることができます。
勉強法4:解いた後は「全文精読」する
Part6を解いた後は、文書全体を精読しましょう。知らない単語は調べ、文法で不安な箇所は確認し、文書の構成を分析します。「なぜこの選択肢が正解なのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで理解するのが理想です。
Part6だけを単独で対策するより、Part5の文法力とPart7の読解力を同時に鍛えるほうが効率的です。Part6はPart5とPart7の「合わせ技」なので、両方の実力が上がれば自然とPart6のスコアも上がります。
よくある質問(Q&A)
Q. Part6は何分で解くのが理想ですか?
A. 10分以内が目標です。1文書あたり2分30秒が目安。文法・語彙問題で時間を稼ぎ、文挿入問題に少し多めの時間を使うイメージです。12分以上かかるようなら、Part5の文法力を強化しましょう。
Q. 文挿入問題がどうしても苦手です。コツはありますか?
A. 選択肢の文に含まれる接続詞や指示語に注目してください。「However」で始まる文なら前の文と逆の内容、「Therefore」なら前の文の結論、「For example」なら前の文の具体例です。これらのシグナルワードを手がかりにすると正答率が上がります。
Q. Part6はPart5の延長だと思って解いていいですか?
A. 半分正解です。語彙・文法問題はPart5と同じ感覚で解けますが、文脈依存問題と文挿入問題は文書全体の理解が必要です。Part5の力だけでは対応できない問題が必ず出るので、Part7的な読解力も必要です。
Q. Part6対策におすすめの参考書はありますか?
A. まずは公式問題集がベストです。それに加えて、「1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急」シリーズはPart6の良問が多く、持ち運びやすいサイズなので通勤・通学時の学習に便利です。
Q. Part6を飛ばしてPart7に先に取りかかるのはアリですか?
A. おすすめしません。Part6は16問で10分と、時間対効果が良いパートです。ここを飛ばして16問分の失点を抱えるより、サクッと解いてからPart7に集中するほうが合理的です。

まとめ:Part6は「文法力×読解力」で攻略する
- Part6は16問を10分以内で解くのが目標
- 問題タイプは語彙・文法・文脈依存・文挿入の4つ
- 文法・語彙問題は即答し、文挿入問題は文書全体を読んでから解く
- 文挿入問題は接続詞・指示語がヒント
- Part5の文法力とPart7の読解力の両方が必要
- 公式問題集のPart6を繰り返し解くのが最強の対策
Part6はPart5の文法力とPart7の読解力を組み合わせたパートです。両方のスキルをバランスよく鍛えることで、Part6の正答率とスピードは着実に上がります。まずは公式問題集で問題形式に慣れるところから始めましょう。

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