「TOEICのスコアって何年前のものまで使えるの?」「有効期限が切れたらどうなるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。就職・転職活動でTOEICスコアを提出する際、「古いスコアでも大丈夫なのか」は重要な問題です。
結論から言うと、TOEICスコア自体に公式な有効期限はありません。ただし、「有効期限がない=いつまでも使える」とは限りません。企業や大学がスコアの「鮮度」を求めるケースが非常に多いためです。
この記事では、TOEICスコアの有効期限に関する公式見解と、実際に企業や大学がどのような基準を設けているかを詳しく解説します。古いスコアしかない方が今からどうすべきかについてもお伝えします。

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公式見解:TOEICスコアに有効期限はない
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、TOEICスコアに有効期限を設けていません。つまり、何年前に取得したスコアであっても、スコア自体が無効になることはないのです。
ただし、注意すべきポイントが1つあります。公式認定証の再発行は、試験日から2年以内しかできません。2年を過ぎると再発行ができなくなるため、公式認定証を紛失した場合は再取得が必要になります。
「2年」の誤解が生まれる理由
「TOEICの有効期限は2年」と思っている人が多いですが、これは誤解です。2年という期限は「公式認定証の再発行期限」であり、スコアの有効期限ではありません。しかし、この「2年」という数字が一人歩きして、多くの人が「TOEICスコアは2年で失効する」と勘違いしています。
実際には、手元に公式認定証があれば、何年前のスコアでも証明として使うことは可能です。ただし、受け入れ側(企業・大学)がどう判断するかは別の話です。
- TOEICスコアに公式な有効期限はない
- 公式認定証の再発行期限は試験日から2年以内
- 「有効期限2年」は誤解。再発行期限と混同されている

企業が求めるスコアの「鮮度」
スコア自体に有効期限はなくても、企業は「最近のスコア」を求めることが多いです。その理由と実態を見ていきましょう。
なぜ企業は新しいスコアを求めるのか
英語力は使わなければ低下します。5年前に800点を取った人が、今も800点の実力を維持しているとは限りません。企業は「現在の英語力」を知りたいので、直近のスコアを求めるのは当然と言えます。
企業が設定する期限の目安
| 企業の種類 | よくある基準 | 備考 |
|---|---|---|
| 外資系企業 | 1〜2年以内 | 厳格に期限を設ける傾向 |
| 大手日系企業 | 2年以内 | 採用要件に明記されることが多い |
| 中小企業 | 明確な基準なし | スコアがあれば問われないことが多い |
| 公務員試験 | 受験案内に明記 | 各試験ごとに異なる |
外資系企業や大手企業では「2年以内のスコア」を条件にしているケースが多いです。一方、中小企業では明確な期限を設けていないことも珍しくありません。スコア別にどのレベルが求められるかは以下の記事で詳しく解説しています。

実際の採用現場の声
人事担当者の立場から見ると、「3年以上前のスコアは信頼性が低い」と判断されがちです。特に英語を使う業務がある部署への配属を想定している場合、古いスコアでは「今の英語力」の証明にならないと考えるのが自然です。
逆に、英語を日常的に使っている環境にいる場合は、古いスコアでも「維持できている」と判断されることがあります。英語を使う仕事に就いている人や、海外在住経験が直近にある場合は、多少古いスコアでも受け入れてもらえる可能性が高いです。


大学・大学院が求めるスコアの鮮度
大学入試・推薦入試
大学の推薦入試やAO入試では、TOEICスコアを加点要素として認めている大学があります。多くの場合、「出願日から2年以内に取得したスコア」を条件としています。各大学の募集要項で確認しましょう。
大学院入試
大学院入試でも同様に、2年以内のスコアを求める大学院が多いです。ただし、一部の大学院では「1年以内」と厳しい基準を設けていることもあります。出願予定の大学院の要件を必ず確認してください。
単位認定・留学
大学の単位認定や交換留学の選考では、「1年以内」のスコアを求められることが一般的です。留学先の大学が独自に基準を設けている場合もあるため、留学コーディネーターに確認しましょう。
公式認定証の再発行について
再発行の条件
公式認定証の再発行は、試験日から2年以内であれば可能です。再発行には手数料がかかります(550円・税込)。IIBCの公式サイトから申請できます。
2年を過ぎた場合
試験日から2年を過ぎると、公式認定証の再発行はできません。紛失した場合はTOEICを再受験する必要があります。公式認定証は大切に保管しておきましょう。
デジタル化の流れで、スコアのオンライン照会ができるようになっていますが、こちらも照会可能期間に制限があります。公式認定証が届いたら、コピーを取っておくかスキャンしてデータ保存しておくことをおすすめします。転職でTOEICスコアを活かすための具体的な基準は以下の記事で解説しています。



- 公式認定証の再発行は試験日から2年以内のみ
- 2年を過ぎたら再発行不可→再受験が必要
- 認定証が届いたらコピーまたはスキャン保存を推奨
- デジタルスコアの照会可能期間にも制限あり
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古いスコアしかない場合の対処法
再受験がベスト
最もシンプルかつ確実な対処法は、TOEICを再受験することです。勉強を再開して最新のスコアを取得すれば、有効期限を気にする必要がなくなります。
勉強期間の目安
過去のスコアを維持・更新するための勉強期間は、ブランクの長さによって異なります。
| ブランク | 必要な勉強期間の目安 | やるべきこと |
|---|---|---|
| 1〜2年 | 2〜4週間 | 問題形式の確認+模試2〜3回 |
| 3〜5年 | 1〜2ヶ月 | 語彙復習+リスニング練習+模試 |
| 5年以上 | 2〜3ヶ月 | 基礎からの復習+問題演習+模試 |
スコアが下がるリスク
ブランクがある状態で再受験すると、以前より低いスコアが出る可能性があります。特にリスニング力は使わないと急激に低下します。再受験前にしっかり準備して、以前のスコアを上回る気持ちで臨みましょう。


スコアの鮮度を保つコツ
定期的に受験する
年に1回は受験して、最新のスコアを持っておくのが理想です。公開テストは年に10回程度実施されているので、自分のペースで受験計画を立てましょう。
日常的に英語に触れる
TOEICの勉強をしていなくても、日常的に英語に触れていればスコアの低下を防げます。英語のポッドキャストを聴く、英語ニュースを読む、英語の動画を観るなど、負担にならない範囲で英語に触れ続けましょう。
受験時期を戦略的に決める
転職や昇進のタイミングが見えている場合は、その3〜6ヶ月前にTOEICを受験するのがおすすめです。スコアの「鮮度」が最も高い状態で、スコアを活用できます。就活でTOEICスコアをどう活かすかは以下の記事で詳しくまとめています。



よくある質問(FAQ)
Q. TOEICスコアの有効期限は2年ですか?
A. いいえ。TOEICスコア自体に有効期限はありません。「2年」は公式認定証の再発行期限です。スコアが失効することはありませんが、企業や大学が「2年以内のスコア」を求めるケースが多いため、実質的に2年が目安になっている状況です。
Q. 5年前のスコアを履歴書に書いてもいい?
A. 書くこと自体は問題ありません。ただし、採用担当者から「なぜ最近のスコアがないのか」と疑問を持たれる可能性があります。可能であれば、直近のスコアを取得してから記載するほうが印象は良いです。
Q. 公式認定証を紛失しました。2年以内ですが再発行できますか?
A. はい。IIBCの公式サイト(www.iibc-global.org・サイト終了)から再発行を申請できます。手数料550円(税込)が必要です。申請から届くまでに約4週間かかるので、余裕を持って申請しましょう。
Q. IPテストのスコアにも有効期限はない?
A. IPテストのスコアにも公式な有効期限はありません。ただし、IPテストでは公式認定証が発行されないため、スコアレポートの再発行は所属団体に依頼する必要があります。団体によっては保管期間に制限がある場合もあります。
Q. TOEFLやIELTSにはスコアの有効期限がありますか?
A. はい。TOEFLは試験日から2年間、IELTSも試験日から2年間が公式な有効期限です。TOEICとは異なり、これらのテストはスコア自体に有効期限が設定されています。
Q. 企業が「2年以内」を求めている場合、1日でも過ぎたらアウト?
A. 企業によって対応は異なります。数日〜数週間程度のオーバーであれば、柔軟に対応してくれる企業もあります。ただし、確実を期すなら基準を満たすスコアを用意しておくのが無難です。


まとめ:スコアに期限はなくても「鮮度」は意識しよう
- TOEICスコアに公式な有効期限はない
- 公式認定証の再発行期限は試験日から2年以内
- 企業・大学は「2年以内のスコア」を求めることが多い
- 古いスコアしかない場合は再受験がベスト
- 年1回の定期受験で常に最新スコアを持っておくのが理想
- 公式認定証はコピーまたはスキャンで保管しておく
TOEICスコアは一度取れば失効することはありませんが、「英語力の証明」として使うなら鮮度が重要です。特に就活・転職で使う予定がある方は、2年以内のスコアを持っておくのが安全です。
今すぐ使う予定がなくても、年に1回は受験してスコアを更新しておくと、いざというときに慌てずに済みます。英語力の維持にもなるので、定期受験を習慣にしてみてはいかがでしょうか。


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