TOEIC Part1は、写真を見て4つの音声から正しい描写を選ぶ問題です。リスニングセクションの最初に出題される6問で、難易度は比較的低めですが、ここで取りこぼすとリスニング全体のリズムが崩れてしまいます。
この記事では、Part1で満点を取るための具体的な攻略法を解説します。頻出パターンの分類から、よくある引っかけポイント、事前の写真チェック方法まで、実践的なテクニックをまとめました。
Part1はコツさえ掴めば全問正解を狙えるパートです。しっかり対策して、リスニングセクションの好スタートを切りましょう。

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Part1の基本情報と出題形式
出題形式
Part1では、1枚の写真に対して4つの英文(A〜D)が音声で流れます。写真の内容を最も正確に描写している選択肢を1つ選ぶ形式です。問題用紙に印刷されているのは写真だけで、選択肢の英文は音声でしか確認できない点が特徴です。
問題数は全6問で、試験全体のスコアに占める割合は大きくありませんが、ここでリズムを作れるかどうかがその後のパフォーマンスに影響します。
出題される写真のパターン
Part1の写真は大きく分けて以下の3パターンに分類できます。
| 写真タイプ | 内容 | 出題頻度 |
|---|---|---|
| 人物写真(1人) | 1人の人物が何かをしている場面 | 高い |
| 人物写真(複数) | 2人以上の人物が写っている場面 | 高い |
| 風景・物写真 | 人物が写っていない場面 | 中程度 |
人物が写っている写真では「誰が何をしているか」、風景・物の写真では「何がどこにあるか」が問われる傾向があります。この基本パターンを頭に入れておくだけで、写真を見たときに「何を聞かれるか」を予測しやすくなります。
Part1の攻略テクニック5選
テクニック1:音声が流れる前に写真を徹底観察する
Part1では、Direction(指示文)が流れている約90秒間を使って、6枚の写真を事前にチェックする時間があります。この事前チェックがPart1の正答率を大きく左右します。
写真を見るときは、以下のポイントを意識して観察しましょう。
- 人物:何人いるか、何をしているか、どんな服装か
- 場所:屋内か屋外か、オフィスか店舗か
- 物の位置:テーブルの上、棚の中、壁際など
- 状態:ドアが開いている/閉まっている、並んでいる/散らばっているなど
テクニック2:消去法で解く
Part1では「明らかに違う選択肢」を消去していく方法が有効です。4つの選択肢のうち2〜3つは写真と明らかに矛盾する内容なので、それらを消せば正解にたどり着けます。
「正解を選ぶ」のではなく「不正解を消す」意識で解くと、迷いが減ってスピードも上がります。特に確信が持てない問題では、消去法が威力を発揮します。
テクニック3:受動態と進行形に注意する
Part1では受動態(be + 過去分詞)と現在進行形(be + -ing)の使い分けが頻繁に問われます。この2つを聞き分けることが、正答率を上げる重要なポイントです。
例えば「The door is being opened.」(ドアが開けられているところだ=動作の進行)と「The door is opened.」(ドアが開いた状態だ=状態)では意味が異なります。「being」が入っているかどうかで「動作中」か「結果の状態」かが変わるので、注意して聞き取りましょう。
テクニック4:似た音の単語に惑わされない
Part1の不正解選択肢には、写真に関連する単語と似た音の単語が使われることがあります。例えば、コピー機(copier)の写真で「coffee」という単語を含む選択肢が出る、といったパターンです。
音が似ているだけで飛びつかず、文全体の意味を確認してから解答する癖をつけましょう。似た音の引っかけは、Part1で最もよく使われるトラップの一つです。
テクニック5:写真に写っていないものは不正解
当たり前のように聞こえますが、意外と引っかかりやすいポイントです。例えば、オフィスの写真で人がパソコンの前に座っている場合、「電話をかけている」という選択肢は不正解です。写真から「推測」できることではなく、「確実に見える」ことだけが正解になります。

Part1で頻出の表現パターン
人物の動作を描写する表現
人物が写っている写真では、その人が「何をしているか」を描写する表現が頻出します。以下はPart1でよく出る動作表現の一覧です。
| 英語表現 | 意味 | シーン例 |
|---|---|---|
| examining | 調べている | 書類を見ている場面 |
| reaching for | 手を伸ばしている | 棚の上のものを取ろうとしている場面 |
| leaning against | もたれかかっている | 壁に寄りかかっている場面 |
| facing | 向いている | 窓の方を向いている場面 |
| handing | 手渡している | 書類を渡している場面 |
| putting on | 身につけている途中 | メガネをかけようとしている場面 |
| pouring | 注いでいる | 飲み物を注いでいる場面 |
これらの動詞は日常的に使うものばかりですが、リスニングで瞬時に意味を取れるようになるまで繰り返し聞いて覚えることが大切です。
物の位置や状態を描写する表現
風景・物の写真では、位置関係や状態を描写する前置詞句がよく使われます。
- next to ~(~の隣に)
- in front of ~(~の前に)
- along ~(~に沿って)
- lined up(並べられている)
- stacked(積み重ねられている)
- displayed(陳列されている)
- parked(駐車されている)
複数人の写真で使われる表現
2人以上が写っている写真では、「全員が同じことをしている」パターンと「それぞれが別のことをしている」パターンがあります。
「Some people are ~」「One of them is ~」「They are ~」など、主語の使い分けに注意して聞きましょう。「全員が座っている」写真に対して「Some of them are standing.」は不正解になります。
Part1でよくある間違いパターン
間違いパターン1:推測で答えてしまう
レストランの写真で料理が並んでいる場面を見て、「人々が食事をしている」と推測して答えてしまうケースです。実際に人が食べている動作が写っていなければ、この選択肢は不正解です。Part1では「見えること」だけが正解になることを徹底しましょう。
間違いパターン2:最初の選択肢に飛びつく
Aが「それっぽい」と思って即座にマークしてしまい、実はBやCがより正確な描写だったというパターンです。必ず4つの選択肢をすべて聞いてから解答するのが鉄則です。
間違いパターン3:being の聞き落とし
先述の通り、「is painted」(塗られた状態)と「is being painted」(塗られている最中)は全く意味が異なります。「being」は弱く発音されるため聞き逃しやすく、Part1で最も差がつくポイントの一つです。
Part1の出題傾向については、TOEIC公式サイトの試験形式ページでも確認できます。

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料金・特徴・メリット・デメリットまで徹底解説
Part1の効果的な練習方法
練習法1:公式問題集のPart1を繰り返し解く
公式問題集のPart1は1セット6問しかないため、複数の問題集を用意して演習量を確保しましょう。1回解いたら答え合わせをして、不正解の選択肢がなぜ不正解なのかを1つ1つ確認します。
2回目以降は、音声を聞いてスクリプトと照らし合わせる練習をします。聞き取れなかった表現があれば、その表現を使ったシャドーイングを行い、音と意味を定着させましょう。
練習法2:写真描写の英作文をする
日常生活で見かける写真やイラストを英語で描写する練習は、Part1対策として非常に効果的です。自分で英文を作ることで、描写に使われる語彙と文構造が身につきます。
スマホで撮った写真を見て、30秒以内に英語で描写する練習を毎日5枚行えば、2週間程度でPart1の描写パターンが体に染み込みます。
練習法3:ディクテーションで聞き取り精度を上げる
Part1の音声は1文が短いため、ディクテーション(書き取り)の素材として最適です。音声を聞いて一字一句書き取り、スクリプトと照合する練習を繰り返しましょう。
特に冠詞(a, the)、前置詞(on, in, at)、be動詞の変化形(is, are, being)など、弱く発音される部分を正確に聞き取る訓練がPart1対策には欠かせません。
- 6問だからと油断しない(リスニング全体の流れに影響する)
- 消去法の練習も意識的に行う
- 似た音の引っかけパターンを整理してストックする
- being の聞き取り練習は毎日行う
Part1の学習に役立つ教材としては、公式問題集に加えてabceedアプリでのパート別演習も有効です。音声速度の調整機能を使えば、聞き取りが苦手な表現をゆっくり再生して確認できます。
Part1に関するよくある質問
まとめ
TOEIC Part1は6問と少ない問題数ながら、リスニングセクション全体の流れを作る重要なパートです。事前の写真チェック、消去法の活用、受動態とbeingの聞き分けなど、基本テクニックを押さえれば全問正解は十分に可能です。
頻出の動作表現や位置表現を覚え、公式問題集での実践演習を積み重ねることで、Part1は確実な得点源になります。ここで好スタートを切って、リスニング全体のスコアアップにつなげましょう。


