TOEICの勉強を始めようと思って書店に足を運んだものの、参考書の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない。TOEIC初心者の方は、まさにこの状態で途方に暮れた経験があるのではないでしょうか。
この記事では、TOEIC初心者が最初に手に取るべき参考書を厳選して紹介します。英語のブランクがある方、TOEICを初めて受験する方が無理なくステップアップできる教材だけを選びました。
最初の1冊選びで失敗すると、学習のモチベーションが一気に下がってしまいます。自分のレベルにぴったりの教材を見つけて、スムーズなスタートを切りましょう。

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TOEIC初心者が参考書を選ぶ前にやるべきこと
まず自分のレベルを確認する
「TOEIC初心者」といっても、レベルはさまざまです。中学英語からやり直す必要がある方と、高校英語の基礎はあるけどTOEICの問題形式に慣れていないだけの方では、選ぶべき教材がまったく異なります。
まずはTOEICの公式サイトで公開されているサンプル問題を解いてみましょう。TOEIC公式サイトのテスト形式紹介ページでサンプル問題を確認できます。全体の半分以上まったくわからないという場合は、中学英語の復習から始めるのが効率的です。
TOEICの問題形式を知る
TOEICはリスニング100問(約45分)とリーディング100問(75分)の合計200問で構成されています。リスニングは写真描写・応答問題・会話問題・説明文問題の4パート、リーディングは短文穴埋め・長文穴埋め・読解問題の3パートに分かれています。
初心者の段階では、すべてのパートを完璧にしようとする必要はありません。まずはPart1(写真描写)、Part2(応答問題)、Part5(短文穴埋め)の3つを重点的に対策するのが効率的です。この3パートは比較的短い英文で構成されているため、初心者でも取り組みやすいです。
TOEIC初心者に最適な参考書
はじめて受けるTOEIC L&Rテスト 全パート完全攻略
TOEIC初受験者のための入門書として、多くの学習者に支持されている1冊です。全7パートの問題形式と解き方を1冊で網羅的に学べるのが最大の強みです。各パートの攻略法がわかりやすく解説されているので、TOEICという試験の全体像を効率よく把握できます。
この教材のよいところは、難易度が初心者向けに調整されている点です。いきなり本番レベルの難問が出てくる教材と違い、基本的な問題から段階的にレベルが上がっていくので、挫折しにくい構成になっています。TOEIC対策の最初の1冊として非常におすすめです。
銀のフレーズ(TOEIC L&R TEST 出る単特急)
TOEIC300〜500点レベルの基礎単語を1,000語収録した単語帳です。金のフレーズの姉妹版で、より初心者向けの内容になっています。中学・高校で習った基本単語がTOEICでどう使われるかを学べます。
「英語は久しぶり」「基本的な単語もあやしい」という方は、金フレではなくこちらの銀フレからスタートするのがおすすめです。銀フレを1周してから金フレに移行するルートが、初心者にとっては最もスムーズな流れです。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
中学英語からやり直したい方のための文法書です。TOEIC専用の教材ではありませんが、英語の土台を固めるためには避けて通れない1冊です。イラストが豊富で、文法用語をできるだけ使わずに説明してくれるので、英語に苦手意識がある方でも読み進めやすい構成になっています。
この教材を1〜2週間で仕上げてからTOEIC対策に移行すると、その後の学習効率が段違いに変わります。急がば回れの精神で、まずは基礎固めに投資しましょう。

初心者が次に揃えるべき参考書
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
入門書で全体像を把握したら、次は公式問題集に取り組みましょう。ETSが制作した公式教材なので、問題の質も難易度も本番そのものです。最初は難しく感じるかもしれませんが、「本番で出る問題」に早い段階から触れておくことが、スコアアップの近道です。
初心者の方は、まず時間を気にせず全問解いてみてください。時間無制限で解いた場合のスコアと、制限時間内で解いた場合のスコアの差を把握することで、「時間が足りないのか」「そもそも知識が足りないのか」を判別できます。
TOEIC L&R TEST 文法特急
Part5の文法問題対策に特化した参考書です。新書サイズで持ち運びやすく、1問ごとに丁寧な解説がついています。初心者でも「なぜこの答えになるのか」が理解できるレベルの解説なので、独学でも安心して取り組めます。
通勤や通学のスキマ時間に数問ずつ解くスタイルが合う教材です。毎日少しずつ解き進めて、1ヶ月で1周を目指しましょう。
金のフレーズ(TOEIC L&R TEST 出る単特急)
銀フレを1周した後のステップアップ先として最適な単語帳です。TOEIC500点以上の学習者向けですが、600点レベルの基礎語彙も収録されているので、銀フレで基礎を固めた方ならスムーズに移行できます。
- まず入門書1冊 + 銀フレで基礎を固める(1〜2ヶ月目)
- 次に公式問題集 + 文法特急で実戦力を養う(3〜4ヶ月目)
- 金フレに移行して語彙力を強化(4ヶ月目〜)
初心者が陥りやすい参考書選びの失敗
失敗1:いきなり高難度の教材を買う
「どうせなら難しいものをやったほうがいい」と考えて、800点向けの教材に手を出してしまう初心者の方がいます。しかし、理解できない問題を延々と解き続けても学習効果はほとんどありません。自分のレベルより少し上の教材を選ぶのがベストです。
失敗2:教材を一度に大量購入する
やる気に満ちているときに5〜6冊まとめ買いして、結局どれも中途半端に終わるパターンです。まずは2〜3冊だけ購入し、すべてやり終えてから次の教材を検討しましょう。教材は必要になったタイミングで買い足すのが正解です。
失敗3:評判だけで選んでしまう
ネットで「TOEIC参考書おすすめ」と検索すると、たくさんの教材が紹介されています。しかし、高評価の教材がすべての人に合うわけではありません。自分のスコア帯に合っているか、学習スタイルに合っているかを確認してから購入することが大切です。
「1冊だけで全パート対策できる」という教材は、網羅的ではあるもののどうしても各パートの深掘りが浅くなりがちです。全体像を把握するための入門書としては優れていますが、それだけで高スコアを狙うのは難しいことを理解しておきましょう。入門書で全体像を把握した後は、パート別の専門教材で深掘りする流れが効果的です。
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初心者のための学習スケジュール例
1ヶ月目:基礎固め期間
最初の1ヶ月は基礎固めに徹しましょう。中学英語の復習(必要な方のみ)と銀フレでの単語学習を中心に進めます。
| 時間帯 | 学習内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 朝(通勤中) | 銀フレで単語学習 | 15〜20分 |
| 昼休み | 入門書のリスニングパート | 15分 |
| 夜(帰宅後) | 入門書のリーディングパート | 30〜40分 |
2ヶ月目:実戦練習期間
基礎が固まってきたら、公式問題集と文法特急を使った実戦的な学習に移行します。この段階で初めてTOEICの模試を時間を計って解いてみましょう。本番の雰囲気を体感することが、テスト対策として非常に重要です。
3ヶ月目:弱点克服&総仕上げ
模試の結果をもとに弱点パートを特定し、集中的に対策します。同時に、覚えた単語の総復習と、もう一度模試を解いてスコアの伸びを確認しましょう。この3ヶ月の流れで、初心者でも500〜600点台のスコアが十分に狙えます。

初心者が参考書と一緒に活用すべきツール
abceedアプリ
金フレ・銀フレなどの人気教材と連携して、音声付きで学習できるアプリです。書籍を購入していれば追加コンテンツが利用できます。通勤中のリスニング学習に特に便利で、初心者の段階からぜひ活用してほしいツールです。
公式TOEIC Podcastやリスニング素材
TOEIC公式サイトでは学習に役立つ情報が公開されています。教材以外にも英語音声に触れる機会を増やすことで、リスニング力の底上げにつながります。最初は聞き取れなくても、毎日英語の音声に触れる習慣をつけることが大切です。
学習記録ノート
学習した内容と時間を毎日記録しましょう。手帳でもアプリでも構いません。記録をつけることで「今日はこれだけやった」という達成感が得られ、学習の継続につながります。また、間違えた問題をノートにまとめておくと、復習の効率が格段に上がります。
よくある質問(Q&A)

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