「勉強は頑張ったのに本番でうまくいかなかった…」という経験はありませんか。TOEICは実力だけでなく、受験テクニックや当日の過ごし方でスコアが大きく変わるテストです。
TOEICは120分で200問を解く「時間との戦い」です。リスニング45分で100問、リーディング75分で100問。特にリーディングは時間が足りなくなる人が非常に多く、最後まで解ききれないまま終了する受験者が大半を占めます。
この記事では、TOEICで高得点を取るための受験テクニックと、当日に気をつけるべき注意点を詳しく解説します。ちょっとした工夫でスコアは50〜100点変わることもあるので、ぜひ試験前に目を通してみてください。

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リスニングセクションのコツ
リスニングは45分間で100問。音声は1回しか流れないので、聞き逃したら終わりです。以下のテクニックを使って正答率を上げましょう。
Part 1(写真描写):消去法で確実に
Part 1は写真を見て、4つの選択肢から正しい描写を選ぶ問題です。先に写真をじっくり観察して、写っている人物の動作・場所・物の位置を把握しておくのがコツです。
音声が流れたら、明らかに間違っている選択肢を消していきましょう。「写真に写っていない物」や「写真と矛盾する動作」が含まれる選択肢はすぐに消去できます。全6問と少ないですが、ここで確実に得点しておくと気持ちに余裕が生まれます。
Part 2(応答問題):最初の1語に全集中
Part 2は質問に対する適切な応答を選ぶ問題です。最も重要なのは質問文の「最初の1語」を聞き取ることです。When、Where、Who、What、Why、Howのどれで始まるかによって、答えの方向性が決まります。
たとえばWhenで始まる質問なら時間に関する応答、Whereなら場所に関する応答が正解です。最初の1語を聞き逃すと、残りをどれだけ聞いても正解を選べません。集中力を最初の一瞬に集めましょう。
また、Part 2では「直接的に答えない応答」が正解になるパターンがあります。「会議は何時から?」という質問に対して「田中さんに聞いてみて」のような間接的な応答が正解になることがあるので、頭を柔らかくして聞きましょう。
Part 3・4(会話・説明文):先読みが命
Part 3は2〜3人の会話、Part 4は1人の説明文を聞いて設問に答える形式です。ここで最も大事なのが「設問の先読み」です。
音声が流れる前に設問と選択肢を読んでおくことで、「何を聞き取ればいいか」が明確になります。全部を理解しようとするのではなく、設問に関係する情報だけをピンポイントで拾う意識が重要です。
先読みのタイミングは、前の問題のDirection(説明文)が流れている間です。この数秒間で次の設問に目を通しておきましょう。慣れるまでは練習が必要ですが、先読みができるかどうかでスコアが大きく変わります。

リーディングセクションのコツ
リーディングは75分で100問。多くの受験者が時間切れになるセクションです。時間配分が勝敗を分けます。
Part 5(短文穴埋め):1問20秒ペース
Part 5は文法・語彙の穴埋め問題が30問。ここに時間をかけすぎると、後半のPart 7で時間が足りなくなります。1問20秒、合計10分以内を目標にしましょう。パート別の解き方テクニックは以下の記事にまとめています。

Part 5で時間短縮するコツは、文全体を読まなくても解ける問題を見分けることです。品詞問題(語尾がly、tion、iveなどの選択肢)は空欄の前後だけ見れば解けます。文意を理解しなければ解けない語彙問題だけ、文全体を読みましょう。本番での時間配分は以下の記事で詳しく解説しています。



Part 6(長文穴埋め):1セット2分ペース
Part 6はメールや文書の穴埋めが4セット×4問の16問。文脈を理解する必要があるので、Part 5より少し時間がかかります。1セット2分、合計8分以内が目標です。
Part 6には「文挿入問題」が含まれています。これは文脈の流れから適切な1文を選ぶ問題で、前後の文のつながりを意識するのがポイントです。接続詞や代名詞に注目すると、正解を見つけやすくなります。
Part 7(読解問題):残り57分をフル活用
Part 7は長文読解が54問。TOEICのスコアを大きく左右するパートです。Part 5・6を18分で終わらせれば、Part 7に57分使えます。
Part 7のコツは「設問から先に読む」ことです。本文を最初から最後まで読んでから設問に取りかかるのは非効率です。先に設問を読み、「何を探せばいいか」を把握してから本文を読みましょう。
ダブルパッセージ(2つの文書)やトリプルパッセージ(3つの文書)では、文書間の関連を問う問題が出ます。「メール+スケジュール表」「広告+口コミ」のような組み合わせでは、2つの文書を照らし合わせる必要があります。
リーディングの理想的な時間配分
- Part 5(30問):10分以内
- Part 6(16問):8分以内
- Part 7(54問):57分
全体を通しての注意点
マークミスに注意
200問もあると、マークがずれるリスクがあります。5問ごとにマーク位置を確認する癖をつけましょう。特にPart 2は問題用紙に問題文が印刷されていないので、マークずれが起きやすいパートです。
わからない問題は捨てる勇気を持つ
1問に60秒以上かけるのは厳禁です。わからない問題に固執すると、解ける問題に使う時間がなくなります。迷ったらとりあえずマークして次に進みましょう。TOEICには減点がないので、空欄で残すよりは適当にマークしたほうが得です。
体調管理は前日から
前日は十分な睡眠を取り、当日の朝は炭水化物中心の朝食をしっかり食べましょう。空腹や睡眠不足は集中力の大敵です。特にリスニングは集中力が切れると一気に聞き取れなくなります。
試験開始前のルーティン
席についたら深呼吸を3回して、気持ちを落ち着けましょう。緊張で実力が出せないのは非常にもったいないです。「いつもの模試と同じ」と自分に言い聞かせるのも効果的です。


スコア帯別の戦略
目標スコアによって、力を入れるべきポイントが変わります。自分の目標に合った戦略を立てましょう。
600点を目指す人
まずはPart 1・2・5で確実に得点することが重要です。この3つのパートは比較的短い英文を扱うので、基礎力があれば正答率を上げやすいです。Part 7は全問解ききれなくてOK。解ける問題から手をつけて、難しい問題は捨てましょう。
730点を目指す人
Part 3・4の先読みテクニックをマスターしましょう。リスニングで400点以上を安定して取れるようになると、730点が見えてきます。リーディングではPart 7のシングルパッセージを確実に正解することを目標にしてください。
860点以上を目指す人
全パートで高い正答率が必要です。特にPart 7のトリプルパッセージを時間内に解ききる読解スピードが求められます。日頃から英文を大量に読む習慣をつけ、読むスピードそのものを上げていきましょう。
- Part 5に10分以上かけると、Part 7の時間が致命的に不足する
- リスニングは一度聞き逃したら戻れない。切り替えが大事
- マークシートの塗り残し・ずれは定期的にチェック
- 空欄は絶対に残さない(減点なし・4択なので25%の確率で正解)
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よくあるミスと対策
| よくあるミス | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| リスニングで聞き逃して焦る | 前の問題を引きずっている | 聞き逃したらすぐ諦めて次の問題の先読みへ |
| Part 5に時間をかけすぎる | 完璧主義で1問ずつ丁寧に解いている | 20秒で解けない問題はマークして次へ |
| Part 7が半分しか解けない | 前半のパートに時間を使いすぎ | Part 5・6を18分以内に終わらせる |
| マークがずれていた | 問題番号の確認を怠った | 5問ごとにマーク位置をチェック |
| 緊張で実力が出せない | 本番経験が少ない | 模試を本番と同じ条件で繰り返す |
よくある質問(FAQ)
Q. 問題用紙にメモや書き込みはできますか?
A. TOEICでは問題用紙への書き込みは禁止されています。公式の受験ルールで明確に定められているので注意しましょう。リスニングのメモも、リーディングのアンダーラインもNGです。
Q. リスニング中にリーディングの問題を見てもいい?
A. 禁止されています。リスニングセクション中にリーディングの問題冊子を開く行為は不正行為として扱われる可能性があります。
Q. 全問解けなくても大丈夫?
A. 大丈夫です。全問解ききれる人は少数派です。大切なのは解ける問題を確実に正解することです。残り時間が少なくなったら、未回答の問題すべてに同じ記号をマークしておきましょう。
Q. 模試と本番のスコアはどのくらい差がありますか?
A. 公式問題集の模試であれば、本番スコアとの差は50点以内に収まることが多いです。市販の模試は難易度がまちまちなので、ETS公式の教材で実力を測るのがおすすめです。
Q. テスト前日は何を勉強すればいい?
A. 前日の詰め込みは逆効果です。軽く単語帳を眺める程度にして、早めに寝ましょう。睡眠の質がリスニングの集中力を大きく左右します。
Q. 途中で集中力が切れたらどうすればいい?
A. 一瞬目を閉じて深呼吸するのが効果的です。リスニング中は難しいですが、リーディング中なら5秒間目を閉じるだけでもリフレッシュできます。ペース配分を意識して、後半にエネルギーを残しておくことも大切です。


まとめ:テクニックと体調管理でスコアを最大化しよう
- リスニングはPart 3・4の先読みがスコアアップの鍵
- リーディングはPart 5・6を18分以内に終わらせ、Part 7に時間を残す
- わからない問題は捨てて次に進む勇気を持つ
- マークずれを防ぐため、5問ごとに位置を確認する
- 空欄は絶対に残さない(減点なし)
- 前日は早めに寝て、当日の朝は朝食をしっかり食べる
TOEICのスコアは、英語力だけでなく「受験力」にも左右されます。時間配分、先読みテクニック、メンタル管理など、知っているかどうかで差がつくポイントは多いです。この記事で紹介したコツを実践すれば、今の英語力のままでもスコアアップが期待できます。
あとは練習あるのみです。本番と同じ条件で模試を繰り返し、テクニックを体に染み込ませましょう。


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